彼らはひとしくちりに伏し、 うじにおおわれる。
彼らはひとしくちりに伏し、うじにおおわれる。
どちらも、同じちりの中に埋められ、 同じようにうじ虫の餌食になる。
だが、どちらも塵に横たわれば 等しく、蛆に覆われるではないか。
彼らはひとしくちりに伏し、／うじにおおわれる。
穴に向かって『あなたはわたしの父である』と言い、 うじに向かって『あなたはわたしの母、 わたしの姉妹である』と言うならば、
わたしの皮がこのように滅ぼされたのち、 わたしは肉を離れて神を見るであろう。
その骨には若い力が満ちている、 しかしそれは彼と共にちりに伏すであろう。
ある者は心を苦しめて死に、 なんの幸をも味わうことがない。
見よ、わたしはあなたがたの思いを知り、 わたしを害しようとするたくらみを知る。
町の広場は彼らを忘れ、 彼らの名は覚えられることなく、 不義は木の折られるように折られる』と。
そうしなかったならば、 わたしは伏して休み、眠ったであろう。 そうすればわたしは安んじており、
彼らは陰府に定められた羊のように 死が彼らを牧するであろう。 彼らはまっすぐに墓に下り、そのかたちは消えうせ、 陰府が彼らのすまいとなるであろう。
すべての人に臨むところは、みな同様である。正しい者にも正しくない者にも、善良な者にも悪い者にも、清い者にも汚れた者にも、犠牲をささげる者にも、犠牲をささげない者にも、その臨むところは同様である。善良な人も罪びとも異なることはない。誓いをなす者も、誓いをなすことを恐れる者も異なることはない。
すべての人に同一に臨むのは、日の下に行われるすべての事のうちの悪事である。また人の心は悪に満ち、その生きている間は、狂気がその心のうちにあり、その後は死者のもとに行くのである。
あなたの栄華とあなたの琴の音は 陰府に落ちてしまった。 うじはあなたの下に敷かれ、 みみずはあなたをおおっている。